体が硬い子が増えていると耳にしませんか?
赤ちゃんの時は柔らかだったのに幼児期では足の裏を全部床につけてしゃがもうとすると、後ろに転んでしまったり、しゃがんでも足の裏が浮いてしまったり、立位で膝を伸ばしたまま前屈をして地面に手がつかないという子が増えています。
幼児の段階では、体を伸ばすという意識はなく伸ばして痛いと思うと自然とそれ以上動かさなくなるので、柔軟性が無くなり思い通りに体が動かなくなってしまいます。そしていつの間にか姿勢が歪み、体のバランスが取れなくなり思わぬところでケガをしてしまいます。
また、新型コロナウイルスの影響で、外出の自粛などでステイホームによって運動不足も加わり一層拍車がかかっています。
皆さんのお子さんの体は大丈夫ですか?
普段のお子さんの日常生活をチェックしてみてください。
日常の生活
- ・椅子やソファー等に座っている時、脚を組んだり、背中を丸くして背もたれに寄りかかっている。
- ・勉強、ゲームなどするとき、横座りをしたり、前かがみになっている。
- ・普段あまり体を動かさない。
- ・つまずいたり、転ぶことがある。
- ・腰痛、肩こり、頭痛になりやすい。
思い当たることがあれば身体が硬く歪んでいる可能性があります。
なぜ、姿勢が悪い子が増えているのでしょうか?
近年、礼儀作法等を厳しく躾ける機会が少なくなってきました。>
これに伴って「正しい姿勢」を気にかけない人、さらに「正しい姿勢」を知らない人が増えています。
また、住宅環境では畳の部屋が減り正座する機会がほとんどなく、椅子やソファーでの生活が中心となっているため正しい座り方ができない人もいます。
「正しい姿勢」を教えない限り、子供が自ら姿勢の悪さに気づくことはほとんどありません。
親が教えてあげなくては悪い姿勢のまま育ってしまいます。
そこで、親の皆さんご自身の日常の姿勢を思い出してください。お子さんと似たような姿勢で椅子やソファーに座っていませんか?もしそうであれば親がいくら姿勢を良くしなさいと言っても説得力はありません。
「子は親の背中を見て育つ」といいます。お子さんのためにまず、ご自身の健康の為にも正しい姿勢(背中)になりましょう。
姿勢を良くするには
股関節の柔軟性がとても重要です
股関節は大きな関節で、自由に動かすことができます。
歩いて体を移動するときには必ず股関節を動かします。
しかし、あまり体を動かさず運動不足になると、周りの筋肉が硬くなってしまい股関節の動きが小さくなってしまいます。
それだけではなく腰、膝、足首の筋肉も関連して硬くなってしまいます。
そうなると血行が悪くなり冷え性等、神経の伝達が鈍くなり転びやすくなりケガの元になります。
骨盤や背骨を正しい位置に戻すには、股関節を柔軟にすることが大切です。
股関節を柔軟にするにはどうしたらよいでしょう
骨盤周辺の筋肉を柔軟にすることです。そこで真向法の体操です。
4つの体操で背骨、骨盤、股関節の外側、後側、内側、前側、4方向から左右均等に柔軟性をつけることにより、骨盤の位置、姿勢を整えます。
また、反復運動することで血液の循環が良くなります。
真向法は1回3分間 4つの簡単な体操です
股関節を中心に呼吸と合わせて運動(ストレッチ)することにより、体調不良、腰痛、肩こ り、血液循環の改善、 歪んだ骨盤や姿勢を整え身心をリフレッシュする効果があります。 また、特別な道具も必要なく、子供から大人、年齢や性別、体力に関係なく、どなたでも、 畳1枚のスペースがあれば、何処でも手軽に出来る健康法です。
「カラダ」が硬いと「ココロ」まで影響する健康
『頭痛、めまい、肩こり、腰痛等で病院に行っても特に問題ありません』ということがあります。このような場合は、姿勢が原因していることがあります。
猫背や腰を丸めて座っていると前かがみになっているため重い頭を支えようと首肩、背中、腰周辺の筋肉が緊張します。それが慢性的に続くことにより筋肉が固まって血液の流れが悪くなり老廃物がたまりやすく、新陳代謝が落ち疲れやすくなります。また、呼吸が浅くなることが問題です。
猫背でいると胸郭が圧迫されて横隔膜や心肺機能が低下してしまいます。
人間には約37兆個あるといわれている細胞一つ一つが毛細血管から染み出した液体中の栄養素や酸素を取り込み二酸化炭素と老廃物が排出する新陳代謝を繰り返し行っています。
血液の流れが悪くなると栄養や酸素量が少なくなり細胞が栄養不足、酸欠状態になります。
子供たちもお腹がすいたら大騒ぎしますよね、酸素が少なくなったら苦しくなります。
それが頭痛、めまい、肩こり、腰痛というサインを出して教えてくれています。
この状況で勉強しても集中できないのは当然の事です。
このようなことが続けば精神的にも辛くなり自律神経が乱れイライラすることも......
ある中学校の先生の話です。問題を起こす生徒数名を職員室に呼び叱っていましたが、なかなか言うことを聞いてくれませんでした。これではだめだと思いスキンシップを取ろうと生徒の両肩に手を触れた時、かなり肩が凝っていたそうです。
その手で生徒の肩を揉みながら話をするようにしました。数回その繰り返しの日々が続いたある日、頑なに反抗していた生徒たちが話すようになり、生徒と心が打ちとけるころには肩は柔らかくなっていたそうです。
このように、からだが硬く柔軟性が無くなり体が歪むことで、心も硬くなり歪みが出やすくなります。
皆さんも是非、お子さんの「カラダ」、「ココロ」をみてあげてください。
いつまでも子供は柔らかいとは限りません。もし、「カラダ」が硬くなっていたら「ココロ」も硬くなっているかもしれません。
肌を触れ合うスキンシップは子供の成長にとても大切なことです。
近年では、スキンシップすることにより愛情ホルモンとも呼ばれる物質「オキシトシン」が脳内に分泌して親子の絆を深める効果があることが分かっています。
親子のスキンシップが多いほど、落ち着いた子供になり勉強に取り組む意欲が高まり記憶力、集中力、学習意欲が育ちやすくなります。
体の面でもストレスに強くなる、胃腸が丈夫になる、免疫力がアップするなど健康に良い影響があります。
真向法が健康はもちろん、親子の絆を深め、ひいては家族の絆を深めていただくことに少しでもお役に立てればと願っております。
親子で真向法&ペアーストレッチ教室
(開催地 本部-東京・渋谷)
親子のスキンシップを深めたい方にお勧め
対象:小・中・高学生
受講料1回 4,500円
所要時間 60分
真向法協会では、長年にわたり「真向法補導体操」を行っています。
日本で昔から行われていた、子供が親の肩をたたき、母親は子の背中をさすり、年寄りの腰や 足をもみ、足の裏を踏んで、お互いを労わり合った手当を元に作られた相互手当法です。
これが今でいうペアーストレッチです。
真向法体操でスキンシップをしっかり取り、楽しみながら親子で「カラダ」と「ココロ」を柔軟し健康な家庭にしましょう。親子で真向法&ペアーストレッチ教室の概要
教室開催場所 〒150-0036
東京都渋谷区南平台町13-16 2又は3FT E L 03-3461-4556 日 時 火曜日〜日曜日 9:00〜16:00受付 休館日 月曜日、祝日
※都合により変更する場合があります料 金 受講料:60分 4,500円
会員登録(5,000円/年)
詳細はこちらへ
(中学生まで会員登録・受講料 無料)
お申込はお電話にて受付しております(予約制)。03-3461-4556へお気軽にどうぞ。持ち物 教室へのご参加はトレーニングウェア、靴下、タオル等をご持参下さい。
親子で真向法&ストレッチ教室
(開催地 本部-東京・渋谷)
親子でからだのバランスをチェックしたい方にお勧め
対象:小・中・高学生
受講料1回 4,500円
所要時間 60分
日常生活で体の使い方は、よく動かす所とあまり動かさない所とに偏りがちです。
特に家族で一緒に暮らしていると姿勢等が似てくるといいます。
普段あまり気にすることはありませんが、その差(歪み)が大きくなって、体の不調をきたしてはじめて気が付きます。
そうなる前に、親子でからだのバランスをチェックしながら健康なからだにしていきましょう。親子で真向法&ストレッチ教室の概要
教室開催場所 〒150-0036
東京都渋谷区南平台町13-16 2又は3FT E L 03-3461-4556 日 時 火曜日〜日曜日 9:00〜16:00受付 休館日 月曜日、祝日
※都合により変更する場合があります料 金 受講料:60分 4,500円
会員登録(5,000円/年)
詳細はこちらへ
(中学生まで会員登録・受講料 無料)
お申込はお電話にて受付しております(予約制)。03-3461-4556へお気軽にどうぞ。